日本一、東の男

日付:1995/ 7/24 天候:霧後晴



朝目覚めると辺り一面、霧多布の名にはじない美事な霧。
何も見えない中を根室に向う。
何ヶ所か名所に寄ってみるがやっぱり見えない。
こういうのつらいんや。

納沙布岬。
この瞬間、日本で一番東に居るのは俺だ!
北方領土はどこだ〜。何にも見えません。
食堂でカニラーメンを食らう。やっぱり、こういう土産物屋の食堂は高くて不味いです。

釧路。久しぶりに都会に来たような気がする。駅前のドーナツ屋でコーヒーブレーク。
釧路湿原を行く。
水門の橋を見つけると、シャッターチャンスとばかりにバイクを橋の上に置き、川の向かいから撮影。川ではカヌー遊びが盛んです。
ダートを通って岩保木山の展望台へ・・・。なんと、逆から登れば舗装やんか!

そろそろキャンプ場探し。茅沼憩の家で風呂に入る。ここにもキャンプ場はあるが駐車場から遠い&車乗り入れ禁止です。リヤカーで荷物を運ぶことになります。よって、今日の御宿は塘路元村キャンプ場に決定。
キャンプ場は空々。奇麗なのに?穴場かな。まだ金払ってないけど・・・。

多和平、最高

日付:1995/ 7/23 天候:晴



雨上がる。バイトライダー供が朝からうるさい。そそくさとキャンプ場を後にする。
再び開陽台に。
今日は良く見える。
ワラジおやじにまた会う。
記念写真を撮り合う。

裏摩周。
表から見るのとは異った味がある。
またまた、ワラジおやじ出現。
ジュースをご馳走になる。
極秘情報!少し北側に秘池*1あり。私は観損ねた・・・。

多和平*2。すごい。広い。きれい。
開陽台なんて目じゃないね。
地元の保母さんライダーと話す。
何度もくるうちに仙台から一人で移って来たらしい。またか・・・。
北海道の冬の暮らしぶりをこんこんと聞かされる。

厚岸駅前の食堂で名物らしい、蠣を丼で食う。これも美味い!
愛冠、アヤメヶ原、涙岬と見物。
歩き疲れた。バイク乗りは体弱いんや。

霧多布。すばらしい眺め。キャンプ場が斜面にあるからテント設営はちょっと大変。このへんに風呂屋はない。
久し振りに夕焼けを見る。波の音を肴に一杯やるか!


*1 多分、名前はカミノ池。後で出会った旅人のお薦め。彼は3日そこに留まったらしい。摩周湖に川はないのに一年中水位が変わらないのは、この池と地下でつながっているためだと言われているとか。地下をしみて沸いているのでこの池の水の透明度は半端じゃないんだと。
*2 昭文社のツーリングマップでは多和育成牧場になってる。

知床の岬は〜先まで行けません

日付:1995/ 7/22 天候:曇



グリーンハウスは板の間。体が痛い。シュラフだけではだめですね。マット要。
知床五湖、あちこちに熊注意の看板があり、少し緊張ぎみ。しかし熊は出なかった。せっかく遠回りして静かにして脅かさないようにしたんやけどね。
知床峠は霧で何も見えない。峠の駐車場にはバイクが沢山足留めされてる。みんなびびってるぞ。
知床キャンプ場向かいの熊の湯はめちゃ熱い。今回の旅で入った温泉の中でもダントツ1番!でもこれが気持ちイイの。

羅臼の端っこ、熊の穴でトド焼きを食う。案外美味。他にも熊や鹿がある。知床岬まではここから一日歩きだ。行かないよ。

相泊温泉も結好熱いぞ。すぐそこに海があるんだが、湯船から見えないのが残念。
曇りだと結構寒い。2回も風呂に入ったから湯冷めしたのかな。こういう時は、缶コーヒー。夏でもホットがあるんや。

野付半島は両側海なのだ。
駐車場から先は歩き。馬車もあるよ。
トドワラ*1という立ち枯れした木が有名です。

ライダーの聖地、開陽台。ふ〜ん。こんなもん。展望は300度くらいかな。想像してたよりは感動しなかった。期待が大き過ぎた?キャンプ場は入り口が封鎖されている。隙間からダートを通って無理に入るらしい。オフ車やないと入られへん。
町中に戻って森林公園でキャンプする。先客のセローねーちゃんにコーラをご馳走になる。Ninjaも持ってきて友達の家に預けてるらしい。バイトしながら廻ってるんやって。こういう人、多いな〜。
カムイワッカで会ったわらじおやじに再会する。わらじのお礼を言う。
このキャンプ場はコインシャワーあり。北海道のキャンプ場は設備いいね。
また雨・・・。


*1 最近はそのトドワラが倒れて問題になってるとか。代わりにナラワラってのが増えてるらしい。

オホーツクの海

日付:1995/ 7/21 天候:晴時々曇




昨夜の雷雨が嘘のように晴れ上がった朝。
網走駅側のコインランドリーで洗濯。
スタンドがめり込まないように板が用意してある。
ライダーのみなさん気をつけて。
キャンプ場に戻り洗濯物を干す。イタリアっぽい?

洗濯物が渇くまで時間つぶしに近くをぶらぶら。
網走刑務所跡は入場料?1030。止めた。
能取岬からオホーツクの海を見る。ちょっと寂しげな海。”静かに沈む夕日、オホーツクの海に・・・”*1と口ずさんでみる。
常呂で巨大な展望台を見つける。120段くらいの階段。もう登るの嫌だ。
サロマ湖の船長の家*2というレストランでホタテづくし*3を食う。腹一杯、満足。
キャンプ場に戻り洗濯物を取り込んで出発。下着泥棒はいないようです。
”麦畑の中をアップダウンするメルヘンロード”*4を通って斜里へ。ストーンサークルを探してうろうろする。迷った割りには、たいしたことないね。

知床国道(R334)で宇登呂に入る。
既に日は傾きかけているがカムイワッカは外せない。何キロも続くダートにうんざり。後で聞いた話だと、ここは転倒者続出だそうです。気をつけて!
入れ違いのゼファーのおっさんにワラジを貸りた。滝を登るのに有効だそうだ。なるほどワラジの効果は絶大。
2つ目の滝で会ったカメラを持ったおっさんと行けるところまで登る。登らなくてもよかったんやけど、おっさんがどんどん行くから、意地になってついていく。
ここの湯は緑色をしてる。酸が強いのか、金玉袋が痛い〜。

長いダートを苦労して戻る。辺りは暗くなってくるし雨まで降り始める。最低!
キャンプ場を探すのも諦め、”グリーンハウス”というライダーハウスなるものに駆け込む。これが噂のライダーハウスか。¥1、000くらいだったかな。食堂を兼ねてます。
早速、晩飯にする。本場のジンギスカン。輪切りになってるのが不思議だ。でも、美味いんだな!
先客と話し込む。学生さんが多いようだ。東京からヒッチハイクで廻ってるらしい。いいな〜。風邪ひいいて3日も足留めされてるやつもいたな。彼は御粥食ってた。
雨の中、アメリカンに乗った集団がなだれ込んできた。なんやこいつら、カップ麺、食い始めた。
なるほど、ライダーハウスっておっかない・・・。


*1 松山千春の歌。アルバム「君のために作った歌」収録。
*2 泊まると食い切れないほどカニを食わせてくれるそうです。
*3 メニューは、刺身、焼き物、フライ、酢漬け、酢味噌和、サラダ、吸物。¥1、200くらい。
*4 昭文社 北海道ツーリングマップ P.59参照。

快晴の摩周湖

日付:1995/ 7/20 天候:曇り時々晴





朝日の中で見るオンネトー、不思議な青。
なるほど、いい青だ。
阿寒湖は土産物屋ばかり。アイヌ民族の例の木彫りの店がほとんど。



900牧揚、広い。一面の牧草地とはいかないが、それなりに広い。起伏の激しい牧草地かな。
ここではオフロードバイク(DT200WR?)が牧場内を走りまわってる。話には聞いてたが、これが現代版カウボーイか。
雲が夏してる!


霧の摩周湖、霧はなし。
美しい湖面を露れもなく見せ付けてます。ここでは、この状態は残念なのです。
ちなみに、第一展望台は有料で客も多いです。第三展望台は無料で客少なし。お薦め。

屈斜路湖に向かう途中、対向車から、しきりにパッシングあり。案の上、ネズミ捕り。

臭いな〜と思ってたら硫黄山です。
この世のものとは思えぬ姿。自衛隊の姿が目につく。

屈斜路湖畔は温泉通り。砂を掘ると湯がでるとかいう砂湯は面白そうやけど、どないして入れ言うんや。和琴半島の露天風呂は入る気やったのに・・・。中学生は来るな!
美幌峠で地元のおねーちゃんと話す。熊本から移り住んだらしい。旦那は神奈川から。すごい夫婦*1や。そのうち御邪魔しますということで別れる。
美幌を過ぎると、女満別。TVドラマ「みにくいアヒルの子」*2の舞台ですね。今夜の御宿は網走湖のレイクビューキャンプ場に落ち着く。きれいな公園。ボート(タッカーだっけ?)の合宿らしき集団が騒いでます。近くの民宿で風呂に入るとすっきりー。




*1 中標津のホクレンで働いてるらしい。自宅はライダーハウス状態だそうです。
*2 ガースケよりもマチャコが可愛い。イーヤー!

足寄より

日付:1995/ 7/19 天候:快晴




キャンプ場側の無人野菜売場で新鮮なトマトを仕入れる。5個100円也。
富良野国道(R237)を南下、日高から穂別国道(R274)に入る。
突然、巨大な熊に遭遇。足元のバイクと比べてね。
日勝峠を越えると十勝平野が眼下に広がる。でかい!
平野に入り込むと、現在地を見失った。なんせ、どこまでも平ら。
腹も減ったと言うことで鹿追で食堂に入る。おばちゃんが薦める名物「黒豚丼」を濃い牛乳で流し込む。美味いっす。

足寄。知る人ゾ知る松山千春*1生誕の地。
中学時代から彼の歌を聞いて育った私には、この地に立ったことだけで感無量。
町内放送で歌は流れてない。家はどこだ?なんや、道順の看板が出てるやないか。アルバムジャケットの絵がでかでかと飾ってある。やっぱ、しょーもないな。

足寄国道(R241)でオンネトーへ。北海道で一番奇麗な湖と地元の人は呼ぶ。どこでもそうですか?
PM3:00、野営場に入るとテント設営をさっさと済ませる。本日のメインイベント、オンネトー湯*2の滝へ約1.7Kmの山道を歩く。秘湯という名の有名な温泉。林間学校の小学生がワンサカ。さすがに温泉に入ってる奴はいないけど。滝壺と滝の上の二ヶ所で入浴できるが、滝壺は浅く風呂とは呼べないな。誰も入りません。上の湯はそこそこの大きさ。しかし、ぬるい・・・。ここに入ると寒くて出られなくなります。1時間は入りっぱなし。先客とおしゃべりなんぞするも良し。リフレッシュ休暇で1ヶ月遊んでるなんて話を聞かされるとね。あーあ。

阿寒湖まで晩飯の買い出し。酒を片手にほくほくで戻ると、なんじゃこれは・・・。野営場が小学生に乗っ取られた。私のテントの周りを走りまわってる。ハアー、夜中の大移動。虫が多いぞ。野営場は戦場と化した。


*1 最近、ドラマ「みにくいアヒルの子」の主題歌で蘇った。歌う銀狐の澄んだボーカルは健在だ。
*2 ここに生息する苔が学術的に珍しいものらしく、その後、温泉は閉鎖された。

ふらの見て歩き

日付:1995/ 7/18 天候:快晴




寒いです。まるで冬の朝みたいです。寝袋から出られないよ。
鳥沼公園を散歩してみる。鴨のつがいがHしてるよ、ちくしょ〜?。二羽のガチョウに出会う。と、突然襲いかかってきた!なんやこいつら。みなさん、不用意に近づかないよう注意です。
あのTVドラマ「北の国から」*1の撮影に使われた麓郷。
森の中に五郎の2軒目の家が残ってます。純の作った風力発電のプロペラもあります。
現在の石で出来た家(写真)は、ドラマ撮影中ということで柵で近づけないが、展望台から観覧可。現場までは深い砂利道のためオン車は注意。

ジャム園の裏山に撮影の舞台になった場所あり。「純と蛍が歩いた道」、「熊に出会った場所」等の看板あり。
急な坂道のダートがおっかなく、30分ほど歩いて展望台まで登る。
辺り一面に広がる麦畑に、思わず爽快!

「モノローグの木」、ポエムの書かれた看板にそうあります。
なにそれ?

人気の美瑛。
なるほど遠くから見てるとパッチワークのような景色。しかし、いざ中を走ると何にも解らないんですよ、これが。
起伏の多い土地を無理矢理畑にした感じ。そういえば、ドラマの大雨のシーンで人参が流されてたな〜。

十勝岳で吹上の湯*2に入る。あの宮沢りえと五郎が一緒に入ったということで今年突然人気が出たらしい。混湯の露天風呂と最高の条件だが・・・。おばはん多し、注意!
花公園のラベンダー。
ラベンダーアイスなるものを食す。それなりの味。

闇雲に走りまわってるうちに千望峠の展望台めっけ。
富良野の町並みを一望できます。



*1 フジテレビの有名なドラマ。どこかLINK先ないですか?
*2 入浴無料。脱衣所は雨避けのみ(外から丸見え!)。水着は不可(当然や!)。ドラマの中では濁り湯でしたが実は透明です。熱からず温からず、いい湯かげんでした。

ラベンダーって臭い?

日付:1995/ 7/17 天候:雨後雲り




AM6:00、小樽着。記念すべき北海道への第一歩。行き先なんか何も決めてないが、とりあえず石狩街道(R231)を北へ向う。
石狩ではまなす灯台辺りを散歩する。この季節、「赤く燃え咲くはまなすを〜」*1のはまなすは咲いてないようだ。残念。
御冬海岸で札幌から来たというライダーと出会う。この辺りは札幌方面から1時間程度と手頃なツーリングコースなのだそうだ。「断崖の岬、落日が美しい」*2そうです。
増毛から芦別を抜けて、富良野へ。何はなくともラベンダーを楽しまなければという思いもあり、最初の目的地となる。
富良野駅で観光マップを入手すると、めぼしい所をチェックする。いくぞ!
まずは、ワイン工揚。最初はまじめな顔して工場の見学なんぞしてたのが、試飲コーナーに来るや化けの皮が剥がれただの飲兵衛に。4種類のワインを次々と飲み干す。ちょっと飲み過ぎたかな?
いよいよラベンダー畑*3を散策。
何ヶ所かあるが、咲き始めたばかりということもあり人影はまばら。

どこも観光地然として、旅の途中に立ち寄るにはちょっと違うかな?
思ったより匂いがきついので御注意を。

チーズ工場。ここでも試食コーナーが御目当てだったりする。食べ過ぎかな?今夜はワインとチーズで酒盛りや。
今夜のねぐら、鳥沼公園キャンプ場に到着。PM3:00だというのに既にライダーがたくさん集まってる。どうも連泊組のようだ。さすが有名なキャンプ場。もちろんタダ。ゴミ焼却炉があったり、薪置き場にアルバイト募集の貼り紙があったり、へそ祭りのポスターが張ってあったりと、独特な雰囲気がある。夜も深まると、何やら焚き火の廻りに人が集まり始める。みんな顔見知りの常連のようで、新参者には入り込めないな〜。後から聞いた話だと、この輪の中に入れるかどうかで、ここのキャンプ場の評価は別れるそうだ。


*1 松山千春の隠れた迷曲、「はまなす」より。アルバム「大いなる愛よ夢よ」収録。
*2 昭文社 ツーリングマップ P.29参照
*3 富田ラベンダーファームが有名。

優雅な船旅?

日付:1995/ 7/16 天候:雨




思ったより揺れがなかった?どこでも寝られる者には関係ないか。

長い船旅は暇や〜。一日中、雨ばっかりやし。
船旅の暇潰し。
1.ビデオ鑑賞
 サロンでは大型のプロジェクターを使った映画館ばりの迫力!、自販機コーナーでは一日中小型テレビで放映中。


2.プール&サウナ
 プールは雨のためか使用できなかったが、サウナはOK!水着が必要。
3.卓球
 ここはひなびた温泉宿か?
私の暇潰しはもっぱら読書。文庫1冊読み終えてしまった。今回、3冊の文庫本を持参したが、この分ではすぐに読み終わってしまいそうだ。

船内食堂はカフェテリア形式のため遂々たくさんとってしまう。もちろん、カップめんをすする若者もいる。難民船の中にも貧富の差が・・・?

旅立ち

日付:1995/ 7/15 天候:晴後雨




AM9:00、大阪南港着。昨夜、松山観光港を出港したダイヤモンドフェリー*1は震災のため本来の六甲アイランドではなく大阪湾に入港した。修復工事の進む阪神高速湾岸線を通過し神戸へ。
行き着けのバイク屋さん、神戸ユニコーン*2で出発前のバイク整備。餞別にとチェーンルーブを頂戴する。社長の池田さん、ありがとうございます。

雨の舞鶴道を飛ばし、舞鶴のフェリー乗り場に急ぐ。
居る居る、ウジャウジャとバイク乗りが集まってる。これが噂の新日本海フェリー*3、正に難民船の呼び名がぴったり。乗船するやいなや風呂に直行する。これから30時間もの船旅に出るのだ。今のうちに休んでおこう。




*1 一晩で神戸・松山間を運んでくれる、愛媛県人にはありがたい交通機関。KAZE会員は2割引特典があるのもうれしい。
*2 知る人ぞ知るカタナのカスタムショップ。これまではNinjaで乗り付けると対応が冷たかったのだが、奥方がNinjaに乗り始めたので、これからは期待できる!?
*3 言わずと知れた、北海道を目指す関西の貧乏人を救うための難民船。30時間も何のその、時間はあるが金はないという人は要チェック!